2020年1月15日水曜日

【東京開催】2020年4月~7月 Medha Chaitanya先生によるカタ・ウパニシャッド&パーニニ文法クラスのお知らせ

≪重要≫新型コロナウイルスの感染拡大を受け、全クラス中止になりました。

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Medha Chaitanya先生をお招きし、4月~7月にカタ・ウパニシャッドとパーニニ文法のクラスを定期開催することになりました。また本クラスは既に勉強を重ねている方向けとなっております。
※現在調整中ですが、9月・10月もクラスを開催する可能性があります。


★講師:Medha Chaitanya(メーダー・チャイタニヤ)先生



~プロフィール~
元在米システムエンジニア。スワミ・ダヤーナンダ・サラッスヴァティーの直弟子。
インドの聖地リシケシにあるスワミ・ダヤーナンダ・アシュラムでヴェーダーンタとサンスクリット語文法の勉強を始める。その後、タミルナードゥ州にあるArsha Vidya Gurukulam にて恩師の主催する長期(3年半)コースにて、ヴェーダーンタの三大聖典を学ぶ。コース修了後は翌年から始まった同コースにおいて、日本人初の教員として、伝統的なヴェーダーンタを学ぶ為に世界中から集まった生徒達に、サンスクリット語文法やシャンカラーチャーリヤのバーシャ(聖典の解説書)などの文献の読解法を毎日指導している。これらの経験を活かし、伝統を受け継ぎ教え継ぐ為の人生を選ぶ。

文法書や祈り、ヴェーダーンタの入門書など、著書多数。

ブログ:Medha Michikaの世界

★開催日(月に1回 土日連続開催。)
※全クラス中止になりました。
4月18日(土)・19日(日) 
5月23日(土)・24日(日) 
6月20日(土)・21日(日)
7月11日(土)・12日(日)

※現在調整中ですが、9月・10月も引き続きクラスを開催する可能性があります。

★クラス内容 ~以下はMedha先生からのコメントです~
【カタ・ウパニシャッド】
スワミジはコースでしかウパニシャッドを教えられませんが、まず最初に教えるウパニシャッドは、मुण्डकもしくはकठです。なぜなら、どちらとものभाष्यがシンプルで読みやすく、他のダルシャナが入り組んだपूर्वपक्ष-सिद्धान्तが含まれていないからです。またकठोपनिषद्はギーターと似ているところが沢山あるウパニシャッドです。東京ではギーターの勉強会はしていないので、そういう点からもकठが良いと考えています。

日本ではもちろん、世界でも、伝統に沿ってウパニシャッドを勉強できる機会はなかなかありません。ゆえに、勉強を希望される方は、サンスクリット語の準備はもちろん、しっかりプンニャを貯めて、 クラスに備えてください。ウパニシャッドを勉強するには、多大なプンニャが必要です。そして、ウパニシャッドを勉強するには、「ウパニシャッドを勉強する生活」が必要です。ダルマに沿って生きることはもちろん、貢献者として育つこと、そして祈りのある生活が必要です。プンニャが足りないままウパニシャッドを勉強しようとしても、様々な障害物が立ちはだかってしまいます。自分の心身に、周りの生き物に、そして天地の動きに現れる、三つのタイプの障害物を取り除くために、 シャーンティと三回唱えるのです。参加者皆さんの多大な祈りが必要ですから、滞りなく勉強が進められるよう、祈りながら準備を進めて下さい。

【パーニニ文法】
ヴェーダーンタのヴィジョンについて、先生と生徒の言語コミュニケーションが完全であれば、 言語は何でもよく、サンスクリット語である必要は無いのですが、ヴェーダという文献はサンスクリット語であり、また、それを展開する手法の伝統もサンスクリット語のまま、 現代でもずっと受け継がれています。
さらに、シャンカラーチャーリヤのバーシャにアプローチするには、サンスクリットという言語の知識はもちろん、パーニニ文法の知識が必要となります。プージャスワミジが開催する長期コースは、シャンカラーチャーリヤのバーシャを勉強するためのものであり、 ゆえに、パーニニ文法のクラスが毎日の必須科目となっています。難しそうに聞こえるかもしれませんが、特別な能力は必要ありません。話を集中して聴ける力だけです。 一度分かり始めると、歴代のリシ達と、思考が繋がっていくのが感じられます。このようなパーニニ文法を、本場リシケーシュでサードゥ達から学ばせてもらい、また、南インドでの3年コースでも文法のアーチャーリヤとして教えさせてもらいました。 日本でも世界でも、まだまだ認知度の低い学問ですが、今度は日本で皆さんに、分かりやすくシェアしようと思っています。

クラスの参加には、Enjoyable Sanskrit Grammar Volume 1 程度の知識が必要です。
先に教えてもらえる方からクラスをしてもらって、その程度のレベルのサンスクリットを身に着けておいてください。

★定員 20名

★スケジュール
9:30~      受付(9:50までにお越しください)
10:00~11:15 クラス① ウパニシャッド
11:15~11:30 休憩
11:30~12:45 クラス② パーニニ文法
12:45~14:00 ランチ
14:00~14:45 クラス③ パーニニ文法
14:45~15:00 休憩
15:00~16:15 クラス④ ウパニシャッド
16:15~16:30 休憩
16:30~17:00 質疑応答 or ウパニシャッド続き

★使用テキスト(お持ちでない方はAmazonにてご購入いただけます)
1)Enjoyable Sanskrit Grammar Vol.1
2)Enjoyable Sanskrit Grammar Vol.2
3)Enjoyable Sanskrit Grammar Vol.3
4)Aṣṭādhāyīsūtrapāṭhaḥ of Pāṇini: With anuvṛtti, vārtika, and paribhāṣā 
5)DhatukosaH: A book of verbal roots based on dhatupatha of panini

※ウパニシャッドのテキストはこちらでご用意します。

★会場運営費 1日2,000円

★受講料
受講料の設定はございません。ダクシナーを直接先生にお渡しください。
「ダクシナー」とは、ヴェーダ、ヴェーダーンタの知識と教えの伝統に対して、尊敬と感謝の心を育て、それを表現する方法です。伝統の教えの中に、自分が見いだせた価値観を、表現する方法とも言えます。このダクシナーという方法により、ヴェーダ、ヴェーダーンタの教えの伝統に対する、先生と生徒のあるべき正しい姿勢は守られてきました。恩師スワミ・ダヤーナンダ・サラッスヴァティーをはじめとする伝統の教えを受け継ぐ先生方は、このダクシナーという伝統的な方法を大切に守っていらっしゃいます。ダクシナーは封筒に入れて、毎回2日目のクラスの最後に先生に直接お渡し下さい。

Medha先生のコメントより:
「私個人の願いから、私の勉強会で集まったダクシナーは、日本とインドで健全で豊かな社会づくりに貢献している団体、そして私がお世話になった先生方への寄付に使われています。」

★昼食
軽食をご用意致します。
伝統に沿って「アンナ・ダーナ(食事の無償提供)」を致します。
スポンサー(食事代の寄付をすること)を希望される方は、当日承ります。金額の多寡は全く関係ありません。スポンサーをされた方は当日会場にてお名前を掲示、もしくは読み上げさせていただきます。(匿名も可能です)

ダクシナー、ダーナ、ビクシャーなどの言葉については、こちらを参考にしてください。
食事のマナー、配膳については、こちらを参考にしてください。

※乳製品を除く動物性食品のお持ち込みはご遠慮ください(肉・卵・出汁・エキス等含む)。お菓子をご持参いただく場合は原材料のご確認をお願いします。
※食物アレルギーがある方はご予約時にお知らせください。
※昼食をご準備させていただきますが、強制ではございませんのでご持参されたい方はお知らせください。

★持ち物
・指定テキスト(上記記載)
・ICレコーダーなどの録音機器(必要な方のみ)

★会場
1)江戸川区 船堀駅周辺
2)墨田区 蔵前駅周辺
※施設の予約状況に応じ、1)か2)のいずれかの会場になります。場所の詳細についてはお申込みの方に別途お知らせいたします。

※全クラス中止になりました
4月 蔵前駅周辺会場  
5月 船堀駅周辺会場 
6月 船堀駅周辺会場
7月 船堀駅周辺会場

★申込締切日:4月10日(金)

***** 以下、Medha先生のBlogより引用 ************
【クラスに参加される方へ】
ヴェーダーンタやサンスクリット、チャンティングを勉強する人は、インドの宗教的基準に沿って生活していることが前提となっています。日本でも出来ることなので、この機会に是非実践してみてください。

1.ヴェジタリアンであること
自分の考えと、アヒムサーが根底にある普遍的価値(ダルマ)との間に、衝突や矛盾があると、与えられた知識を正しく理解できなくなります。よって、不必要な殺生を極力避けるための食事の選択は、おのずとヴェジタリアンになります。たんぱく質は植物性で十分です。この機会に自分の身体で確かめてみてください。考えの明瞭さを奪うので、お酒や薬物、玉ねぎやニンニクなども摂取しません。

2.清潔であること
クラスの前には入浴を済ませ、洗濯された新しい衣服を着けます。
前の日に着た服を着るという習慣は、こちらにはありません。
心を清潔に保っておくことも、毎日の習慣として必要です。

3.祈りのある生活をしていること教えを受けられること、それを正しく理解できること
これらには全て、多大なプンニャ(善行の結果)が必要です。
祈りは、ヴェーダーンタやサンスクリットを勉強する為に必要な、特別なプンニャを生む行為です。また、祈りによって培われた平和で客観的な心は、日常生活で正しい選択をするときにも必要です。毎朝・夕、祈りを取り入れてください。

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≪重要≫
★お申込みについて
1)本クラスは、Medha先生のBhagavad GītāもしくはTattvabodhaḥを受講したことがある方を前提としております。

2)基本的に4月~7月の全てのクラスにご参加いただける方が対象です。全クラスにコミットできる方のお申込みをお待ちしております。
また、やむを得ず欠席する場合は、欠席の判断をされた時点で速やかにご連絡をお願い致します。無断キャンセル等は運営の大きな妨げになります。皆様のご理解とご協力を何卒お願い致します。

3)カタ・ウパニシャッドについては、9月・10月に引き続きクラスを行った場合でも完結しないことが予想されます。その場合、残りのクラスはリシケシで開催する可能性があります。リシケシクラスへのご参加が難しい方には、クラスの様子を録画しシェア致します。

上記内容を予めご理解、ご了承の上、お申込みくださいますようお願い致します。

【お申込み】
※↓クリックするとお申込みフォームが開きます。

お申込みフォーム 締切日:4月10日

フォーム送信後、担当者から折り返しメールが届いた時点で申込完了となります。
3日以内にメールが届いてない場合はお申込みフォームが適切に送信できていない可能性がありますので、お手数ですが直接以下のアドレスまでご連絡ください。また携帯電話・スマートフォンのアドレスをご利用の方は受信できるように設定をお願い致します。

【お問い合わせ】
hannovedanta@gmail.com 担当:運営事務局川口